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【第42期天元戦】井山九段、安定した戦いぶりで快勝。タイトル防衛を決める。

12月12日に第42期天元戦五番勝負の第4局が行われました。

第42期天元戦は、若手の有望株である一力遼七段が井山九段に挑戦しています。

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一力遼七段は井山裕太6冠に対して堂々とした戦いを繰り広げています。

42期天元戦・第4局の内容

■黒:一力遼 ■白:井山裕太
■結果:白中押し勝ち

 

 

一力遼七段のカド番で迎えた第4局。

序盤、急戦型が多いイメージの井山九段ですが、白10の広いハサミ、白12の一間ビラキなどゆっくりした手を選びました。

対する一力七段は、黒17のボウシ、黒19のハサミで右下一帯の模様で勝負という形です。

黒29のノゾキから戦いが始まります。

白30・31の当然の反発に対して、黒は左下の黒4子を捨石にして下辺を模様化しました。

先手をとった白は、白42からドカンと模様に突入。

白はどこも捨てる気のない打ち方で、お互いに一歩も引けない戦いになりました。

そして中央の戦いはコウになり、黒83までフリカワリです。

中央の白は白84・86と備えておさまり形。

黒87から第2ラウンドが始まりますが、黒は大きな戦果を得ることはできませんでした。

白104から116のボウシで下辺の黒一団にプレッシャーをかけ、左上から上辺にかけてが白の大きな地模様になりました。

形勢が悪いとみた黒は、黒133から最後の戦いを仕掛けます。

しかし無理気味の仕掛けだったこともあり、白188まで軍配は白にあがりました。

井山九段は本局に勝利し、五番勝負を3勝1敗で防衛です。

今回の五番勝負は一力七段が勝利してもおかしくない局面が多々ありました。

王座戦で井山九段に挑戦した余正麒七段も力を見せつつも3連敗という結果でした。

それだけに「井山九段強いなぁ」というタイトル戦だったともいえます。

井山九段の時代はいつまで続くのか?

・一力遼七段や余正麒七段のリベンジ
・他の若手棋士の活躍
・もしくは高尾九段の時代到来

などなどを期待しましょう!



参考:http://tengen.live-go.net/

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